ねこのことを「ぬこ」とかいうやつには目潰しパンチ!だけど・・・

今日は不思議なことがありました。
長崎街道を当時のまま(?)残したとされる道をアルバイトの帰りに歩いていると、一匹の猫が車の下からシュタタッと飛び出してきました。
私の家の周りには誰か心無い人間が猫にえさをやっているようで猫のたまり場みたいになっているのですが、その経験から言うとそういう猫は遠くからこちらを見てくる程度の干渉をしてくるだけですが、その猫は違いました。
なんと私の前を横切った後後ろからついてきて、なんとこちらを見ながらニャーニャーなくではありませんか。
しかも奥ゆかしくも物陰に体を隠し顔だけこちらを出して鳴く始末。
うおお・・・正直な話私は猫より犬派なのですがこれは一大事ですニャー。
人懐っこい猫が私に向かって媚を売るように愛らしくにニャーニャー鳴くのです。
うちで飼っている愛らしくも恩知らずな馬鹿犬(ex.散歩に連れて行くとバス停のベンチに頭をぶつけるレベルのお馬鹿)を捨ててこの猫を家で飼ってしまいそうになるレベルでした。
なんというかこう、ちょろっとやさしくしてくれた女性にはころっと行ってしまうモテない童貞男のサガ、なんでしょうか。
もしくは亭主があまり構ってくれない欲求不満の若妻の気持ち、といえばいいのでしょうか。
もし私がえさやなにか遊ぶ道具を持っていれば危険でした。
確実に連れ帰っていました。
そんなかわいい猫ちゃん、もしくはPussy Catなねこちゃん。
私の心の葛藤はさておき、上記(「しかも奥ゆかしくも物陰に体を隠し顔だけこちらを出して鳴く始末。」という状況のあたり)の後、ちょっと太ったふてぶてしそうな猫が鋭く「ニャー!」と鳴きそのかわいい猫を一喝。
ボス格だったのでしょうか、その猫はその後こちらを見つめながらも無言でした。
悲しそうでした。とても。
少なくとも私にはそう見えました。
私も心中では「この糞猫蹴り殺してくれようか!」と思いながらも「猫には猫の世界がある」と意味不明な理論で何とか納得しその場を離れました。
まさにシェークスピアもびっくりなほどの悲劇。
動物からは特に好かれるわけでもないし嫌われるわけでもない私ですが、相手から私に興味を持ってもらったのは生まれて初めてだと思います。
いいですね・・・本当に。
久しく忘れていた感情ではないでしょうか。
誰かに興味を持ってもらい、そしてなにか行動を起こしてもらえる。
誰かに一瞬でも必要とされること。
道端の石ころか何かのような存在感の私(ex.遊びに行く約束をしていたのに当日忘れられているレベル)を気にかけてくれるというのはたとえ猫畜生とはいえありがたいしうれしいものです。
猫にとっては道行く人に媚を売ってえさにでもありつこうという狡猾でありながらもかわいい打算に満ちた行動であっても私は構いません。
たとえ利用されるだけであっても他人(猫)から必要とされるのであればがんばれる気がします。
一人暮らしで動物を飼う人の気持ちがわかった気がします。
白黒のねこちゃんありがとう。
一瞬でもこんな男を必要としてくれて。

以上誰かのために生きたいと願う安酒をかっ食らって酔っ払っている童貞男から道端で逞しく生きる猫に向けてへのラブコールでした。

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