BanG Dream! ガールズバンドパーティ! レビュー (ゲーム・システム編)

先日公開された「BanG Dream!(バンドリ) ガールズバンドパーティ!」通称ガルパを数日間プレイして筆を執りました。メインコンテンツである音ゲー部分(ライブ)も楽しいですが、登場キャラクターたちの魅力を引き出すストーリーについても大いに魅力があり、それについても今後書いていこうと思います。

プレイ状況は現在ようやくメインのバンドメンバーが育ち総合力12万点を超え、協力ライブのベテランモードが遊べるようになったあたりです。
筆者はこの他に音ゲーはアイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージとShow By Rockを並行して遊んでいます。
使用端末は無印Zenfone3です。



スタミナ制限がない

私は最近かなり増えたとは言え今まであまりスマホゲーはプレイしませんでした。その少ない経験でこういうゲームは一定時間ごとに貯まるスタミナを消費して遊ぶものだと理解していましたが、昨今ではそういう縛りをしないゲームも増えてきているそうですね。ガルパもやりたいときにやりたいだけ音ゲーを遊ぶことが可能です。ただしスタミナに変わるライブブーストと呼ばれるものがあり、これが存在しているときはゲームクリア時に得られる経験値やアイテムの個数が5倍になります。+7と付いている炎のマークがそれです。通常では最大3つ溜まりますが、レベルアップなどをすると更に3つ増えます。回復時間は一つ30分。
イベントでライブによって貯めるポイントはこのブーストがないと手に入りませんが、少なくとも常に音ゲーをプレイすることは可能となっています。


基本を抑えた手堅い音ゲーとあふれるライブ感


7鍵の音ゲーでロングタップやフリックなどスマホでプレイする音ゲーに親しんでいれば見たことがあるギミックの手堅い作りの音ゲーになっています。総合的に見ると楽曲は筆者がプレイしているShow By Rockとデレステに比べるとかなり難しいです。判定はやや厳し目。

では普通、ただ普通に面白い普通の音ゲーなだけかというとそうでもありません。ゲームを彩るライブシーンは参加キャラ同士による掛け合い、スキル発動時のカットイン、マルチプレイ(後述)のサビでのフィーバー等多彩な演出で盛り上げてくれます。そのなかでも特筆すべきはキャラクター同士の掛け合いです。参加しているキャラクターによって専用の掛け合いが入ります。同じバンドメンバーだけでなく別のメンバーとも組み合わせによっては掛け合いがあります(多分…まだキャラクターの声や名前や所属バンドが一致してません…)。
登場キャラクター100人以上!といったゲームに比べると現在キャラクターは5人×5バンドで合計25名と少ないといえば少ないですが、その分キャラクター間の関係性によって多種多様な物語を生み出していると感じます。
とは言え現状ではまだ若干セリフの種類が少ないようで、ライブ中事あるごとに自己紹介することがあったりもします。キャラクターの掛け合いというバンドならではの要素の方向性は完全にゲームとマッチしているので、今後の発展を期待してやみません。演奏中に話たりしない?一理ありますが多分実際はアイコンタクトとかモノローグでの会話なんだと思います。

まだサービス開始して間もないということもありますが気になる点もあります。せっかくガチャでレアなキャラクターを引いてもどうやらライブの主役であるSDキャラの見た目は変わりませんし、ライブ中のSDキャラも現状跳ねるくらいしか大きく動かないところは今後ぜひとも改善していってほしいところです。デレステで言えば2D標準くらいには動いてほしいなぁ。

バンドリ初心者にもやさしいプレイリスト

音ゲー最大の評価の基準は選曲だと思います。これは個人の好みもある上に筆者も音楽に関しては素人で、なにかこう一本筋の通った評価軸を持ち得ていないのが現状です。なので良し悪しについてはさておき、個人的な好みで言えば特にオリジナル曲に好みの曲が多いと感じます。カバー曲はどうしても思い入れがある曲が多くこれじゃない!という思いがないわけではありませんし、若干のアタリハズレがあるような感じがします。個人の感想です。
ただし、オリジナル曲ばかりの音ゲーと比較すると「知ってる曲がある」と言うのは間口を大きく広げる入り口になっていると感じます。バンドリを知らなかった筆者にとってオリジナル曲に比べればカバー曲は知ってる曲も多く親しみやすかったです。これじゃないと思うものがあると書きましたが、これじゃなくても知ってるというだけで安心感があります。
今後追加される曲によってあの作品の曲が入ってる!という形での間口が更に広がるでしょう。耳慣れた曲があるのはプラスにこそなれマイナスにはならない要素です。

楽しい協力プレイ


このゲームのライブは最大5人のプレイヤーで同時にプレイする協力プレイでこそ真価を発揮するといえます。殆どの場合一人プレイでは届かないランクまで手が届く上に途中でライフが0になっても最後まで演奏でき、ランクによって報酬までもらえます。ただしライブ失敗の場合自分のスコアは激減します。スクリーンショットは右端のキーボードのキャラクター(つぐみちゃん)が私ですが、上のゲージを見て分かる通り紫色の部分が非常に小さく、私抜きでもランクAに届いてることがわかります。それでも失敗した私もしれっとランクAの報酬にありついています。フヘヘ…

協力ライブ専用の演出であるサビのフィーバーモードはスコアが大幅アップしライブ中の見た目も華やかでサビ前には全員のカットインと掛け合いが入るのでかなりテンションが上がります。フィーバーと同時に打ち上がる花火で譜面の視認性は大きく下がりますが…。

ライブの前の選曲やライブ終了後のスコア表示のときは予め用意された各キャラクターとセリフ(ないのもあります)の入ったステッカーでかんたんなチャットも楽しめます。左下にある顔文字ボタンがある状態ならいつでも発言することができます。こちらは3/27現在各キャラ1枚(イベント報酬でさらにレアスタンプが一枚もらえます)ずつですが、今後も増えていくでしょう。


また、 初心者と上級者が一緒に楽しく遊ぶためにこのゲームは難易度選択を曲決定後に行うようになっています。これで苦手な曲が選ばれても自分に合った難度で挑戦することができます。もちろん同じキャラクターでプレイするとスコアは難度が高くなるほど上がりますが、クリアーできずに死亡するよりはるかに高得点が得られます。

逆に協力プレイならではの問題点も幾つかあります。やっぱりメンバーを見て切断をする人が少なくありません。特に現状のシステムでは切断が起きるとライブが始まるまででは部屋は解散、ライブ中ではポイント0点とペナルティが大きく、この問題が続くようであれば特に初心者プレイヤーのマルチプレイへの忌避感が深まることが容易に想像できます。マルチプレイはたまたま集まったメンバーでお互い協力するセッション感がいいのに、これでは興ざめもいいところです。
もう一つ。特に慣れた人が集まるベテランモード(バンドの総合力12万以上で参加可能)ではしゅわりん☆どり~みん の選曲率が非常に高いのも気になります。ネットを検索しても攻略サイトなどにて同曲が最も効率がよいという記事が幾つか見当たるのでそのへんが由来だと思いますが、中級者以上が集まって最大でもレベル24のしゅわりん☆どり~みんばかり回すというのもつまらないものです。思い切ってベテランでは常にランダム選曲など何らかの調整がほしいところです。
これらの要素はどちらも確かに効率を求めるプレイヤーにとってはプラスになるものだとは思いますが、せっかくのバンドせっかくのロックでこんなロックじゃない行為が推奨されることは、まさにロックじゃないと感じます。
 

UIの脅威のサクサク感


スマートフォンのゲームといえばUIはボタンを押すたびいちいちロードが入りプログレスバーを眺める…というゲームのUIのデザインとしては下の下の下を這いつくばるようなものが多い…ように感じていましたが、ガルパのUIはどうやら裏での読み込みがうまく行われているらしく会話を一括でダウンロードしていれば全体マップでの会話シーンやロケーションの移動、各種メニューへのアクセスは非常に軽快に行なえます。新曲プレイ時や個別ダウンロードのストーリーパートではダウンロードが発生しますが、それでも私がやっている他のゲームに比べるとダントツでサクサク動きます。もちろん落としきりのゲームに比べると多少は劣りますが、設計思想が違うのでこれは仕方がないと諦めます。

肝心のライブシーンの方はまだ若干重いと感じます。 オプションから多少軽くすることは可能とはいえ、最適化はまだまだこれからという感じです。特に目立つのはノートの大きさを変えられるのに、大きくすると目に見えてパフォーマンスが落ちるところ。100%くらいなら何も感じませんが130%以上にすると何故か重くなります。今後の改善に期待したいと思います。

ついでに、この手のゲームではどれも全く同じで報酬が手に入ったらさっさと使える状態にしてくれればいいのに、いちいちプレゼント内に入ってから受け取るというクッションを置かなければならないのがやっぱり気になります。何らかの意図がなければこうはならないのできっと何か意図があるんでしょうが、煩わしいものはやっぱり煩わしいです。

まとめ

スマートフォン用音ゲーとして高いポテンシャルを感じ、現状でも非常に楽しいゲームプレイを提供してくれています。特に制御しづらいマルチプレイにて多少の問題点を感じることもありますが、プレイしている最中はそんなこと感じさせない楽しさがあり、多くの人に受け入れられる間口の広さがあります。このまま順当に進化して多くの人に愛されるゲームへとなることを期待しています。

追記

ガチャや育成システムに関してはここでは触れていませんが、こちらは特に引っかかりを感じることもなく平均的なゲームとして特筆するところはないと感じます。できれば毎日引ける無料ガチャなどがあればうれしいですが、だからといってこのゲームに対して何かマイナスになるところがあるとは感じません。
キャラクターのエピソード開放によるパワーアップについては可能であればストーリーを読み終わったあとにレビュー(ストーリー編)にて一緒に書きたいと思います。

BanG Dream! ガールズバンドパーティ! 感想(アドベンチャーパート・アニメ編) 

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